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2004年10月27日

日経MJ 2004年10月27日 ネット発 書籍、本音に共感

インターネット上で私的に公開された小説や、掲示板に書き込まれた匿名の告白、投稿などから、ヒット書籍が次々と登場している。作家志望者が出版社に持ち込むという従来ルートとは違い、気負い無く自由に表現した結果が新鮮なコンテンツ(情報の内容)につながっている。

「電車男」の告白

「電車男」。22日、新潮社が出版した一風変わった恋愛物語が大きな話題を呼んでいる。有名作家の作品でもないのに、ネット書店を通じた予約が1800冊を突破、アマゾンジャパンのランキングでは一時1位まで登り詰めた。実はこの物語、ネット最大の掲示板「2ちゃんねる」で今春、一大ブームを巻き起こした“実話”だ。

あるオタクの青年が、電車内で暴れる男から女性を助ける。彼女からは感謝の品と手紙が届くが、女性と交際経験のない青年は困惑するばかり。彼は「電車男」の名で掲示板に経緯を書き込み、助けを願う。「今日中に電話しろ!」「誘う店は下見するんだ」。ネットに集う男たちの真剣な、時に的外れな助言を支えに、電車男はリアルタイムで彼女との関係を深めていく。デートの結果を徹夜で待つなど参加者たちも一体となり、2ヵ月に及んだ物語の決着が電車男から報告されたときには、8分間に120を超える書き込みが押し寄せた。

「この物語は売れる」。直後から8社もの出版社が書籍化に参戦した。この中で新潮社は2ちゃんねるを管理する西村博之氏らを通じて電車男本人と接触。掲示板をほぼそのまま掲載、身元は明かさないことなどを条件に出版を勝ち取った。

厳密には掲示板に書き込んだ一人ひとりに著作権があるが、特定が難しく転載の可能性を事前に断っていることから2ちゃんねる側の許諾のもとに出版。著者名は「ネット内の独身の人の総称」として「中野独人(ひとり)」とした。発表直後からネットで賛否両論が巻き起こり、書店から引き合いが殺到。初版は2万部だったが、発売から5日で12万5000部の大増刷が決まった。

「読者」が才能育てる

電車男のみならず、ネットの情報を題材にした本がここ1、2年で続々出版されている。出版社のバジリコ(東京・墨田)は百万単位のアクセスも珍しくない投稿系などの人気サイトに着目、昨年から7冊を出した。「日本全国、どこに埋もれているか分からないネタを発掘できる」(青野昌幸ディレクター)。「自分の名刺をゴミ捨て場で発見。死にたい」など情けない体験談を集めた「死にたい」、家族や恋人との食事にまつわる記憶を募った「思い出に残る食事」は1万部を突破。サイト管理者たちから「本にして」との売り込みも50件ほど舞い込んでいる。最近では中小出版社を中心に「注目サイトに3、4社が競合することもある」という。

小説の世界でも、ネットがふ化器となっている。今月ベストセラー1位に躍り出た「いま、会いにゆきます」の著者、市川拓司さんは、公募した小説を無料公開する「ドリームブッククラブ」でデビューした。このサイトは一定以上の購入予約者か出資を集めれば書籍として出版される仕組み。市川さんは2年半前に書籍化を実現し、人気作家への一歩を踏み出した。

同サイトは4年間で621作品を公開し、出版に至ったのは35作品。自らメーリングリストを発行して熱烈なファンを持つ素人作家も多く、公開から1日で書籍化の条件をクリアする例もある。大抵は2000―5000部ほどだが、市川さんの処女作は10万部、大手銀行の内幕を描いた手記などは1万部を超えた。運営するアルファポリス(東京・渋谷)の梶本雄介社長は、「出版社の新人賞は審査員によって『傾向と対策』が必要になり、なぜ落ちたかも分からない。読者が今求めるものが分かるネットこそ、才能を育てる力がある」と指摘する。

作家の登竜門に

新潮社の編集者、郡司裕子さんはネット上の告白ものの魅力を「匿名であるがゆえに、素直で真摯(しんし)な気持ちが入った文章になる」ことにあると見る。作り話が混じる可能性は排除できないが、多くの人のチェックの目にさらされるので盗作まがいのものは批判を受けて消えていく。

「いま、会いにゆきます」を含め自著の大半を出版前にネット公開してきた作家の市川さんは、「掲載した夜にすぐ感想が届き、書く動機づけになる」と話す。元々無料公開されていたコンテンツでも、作家とファンの関係が深いため書籍購入につながりやすく、日ごろネットをあまり見ない層には目新しく映る。ネット先進国の韓国では、映画製作会社が個人の小説サイトから原作を探すのが一般化しているほど。ネット発書籍の可能性は侮れない。

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2004年10月26日

eiga.com 2004年10月26日 「電車男」、次は映画化?出版元にオファー殺到

今年の3月から5月にかけて、掲示板サイト2ちゃんねるで話題を呼んだ電車男のエピソードが本になって人気を集めているが、出版元の新潮社には映画化のオファーが殺到しているという。

「電車男」とは、生まれてから一度も彼女のいたことがなかったアキバ系のオタク青年(後の電車男)が、ある日電車の中で女性に絡んだ酔っぱらいを撃退したことから、恋が芽生えていく過程を記録した純愛ストーリー。女性と接した経験が一切ない青年を、2ちゃんねるの住人たちが煽り、励まし、デートの指南をし、交際が発展していく様が、独特の臨場感や一体感とともに綴られている。
 
新潮社の「電車男」は10月22日の発売から、3日あまりですでに5刷、12万5000部を出荷したという。また、同書の発売をアナウンスした9月上旬には映画化に関する問い合わせが入り始め、これまでに大手映画会社、テレビ局などから10本以上のオファーが届いているそうだ。気になる映画化について、新潮社の編集担当者は「ようやく書店に並び始めたところで、映画化をするかしないかも含め、まだ何も決まっていない状態」と語っている。いったいどんな形で映像化するのかを含め、行方の気になるプロジェクトである。

http://www.eiga.com/buzz/041026/03.shtml

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2004年10月25日

波 2004年11月号 梅田望夫/新世界を垣間見せてくれる「超・旅行記」

http://www.shinchosha.co.jp/nami/index200411.html
http://www.mochioumeda.com/archive/nami/041115.html

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2004年10月23日

ZAKZAK 2004年10月23日 読んでヨシ!?「電車男」快速発進!

「2ちゃん」から純愛小説、初版1万2000部を5万部に増刷

秋も深まり、読書シーズン到来。話題に乗り遅れないよう流行本を追いかける人もいれば、趣味の本を吟味する人も。そんな中、インターネットの掲示板から出現した異色の小説が22日発売されたが、これが発売前から予約殺到、初版予定の4倍以上に増刷するなど注目を浴びている。そのワケとは−。

本のタイトルは「電車男」(新潮社)。インターネットの人気(?!)掲示板「2ちゃんねる」内での“会話”を文字通り、そのまままとめた恋愛小説だ。

“もてない君”が雑談するサイト内の「独身男性板」に今年3月、電車内で酔っ払いにからまれた女性を助け、お礼を贈られた「電車男」こと22歳青年が、彼女をデートに誘いたいと書き込んだのが事の始まり。仲間たちが、食事の誘い方やファッション、せりふをネット上でアドバイス。その成果報告にみんなで一喜一憂する…。

2ちゃんねるといえば、大事件が起きた際のプライバシー暴露や事件予告、誹謗(ひぼう)中傷などネガティブなイメージが際立つが、この物語は、もてない電車男と、彼を必死で応援する仲間たちの信頼関係で成り立っている。

掲示板で分散していた書き込みを、有志が物語にまとめたところ、なんと出版7社がオファー。今年6月、半角文字や記号を組み合わせた絵「アスキーアート」を、“現物”通りに再現するという彼らサイト側の要望をクリアした新潮社が契約を結んだ。

「ネットに接続すれば読めるものをあえて書籍にしたのは、パソコンを使わない人にも読んでもらいたかったから」とは同社編集担当者。アナログ派を自称する同担当者の上司が、自宅で未完成原稿を読んでいると、息子が「へえーっ。あの『電車男』出すの?」と声をかけてきたとも。

初版1万2000部を予定していたが、予約が殺到。ネット専門店アマゾンの予約ランキングでも10位以内をキープし、急遽(きゅうきょ)5万部に増刷した。

書店店頭には発売前日の21日から並び、「この日だけで16冊売れた」(東京都豊島区のリブロ池袋店)、「いきなり、よく売れている」(大阪市北区のジュンク堂書店)という。

同担当者は「言葉や記号は現代風だけど、内容は昔ながらの愛と友情の物語。年配の方も『昔はこうだったなあ』と懐かしく読んでいただけるのではないか」と話している。

http://www.zakzak.co.jp/gei/2004_10/g2004102301.html

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スポーツニッポン 2004年10月23日 2ちゃんで誕生「電車男」が出版

インターネットの書き込み掲示板「2ちゃんねる」から生まれた純愛物語「電車男」が22日、新潮社から出版された。年齢=童貞歴というオタク青年が独身掲示板上で匿名の人たちに励まされて恋愛を成就するまでの実話を描いたラブストーリー。関係者は「“世界の中心で、愛をさけぶ”や“冬のソナタ”よりも感動しますよ」とPRしている。

http://www.sponichi.co.jp/entertainment/kiji/2004/10/23/10.html

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TBS 王様のブランチ 04/10/23 新しい文学の誕生 「電車男」

ナレーター: 発売前から話題沸騰の「電車男」が昨日ついに登場。電車で出会った女性に恋をしたオタク青年。ネット上で悩みを相談したところ、匿名のアドバイスが続々と。ネットの書き込みから生まれた、新しいノンフィクション文学です。
(テロップ) インターネット上に実在する掲示板の内容を単行本化

竹内香苗: はい。今週の総合ランキングは、ご覧のようになりました。
寺脇康文: さぁ松田さん、気になる本は何でしょう。

松田哲夫(筑摩書房): ブックニュースにもありました「電車男」なんですけども、ネット発の純愛物語と言って、発売前からけっこう話題が、盛り上がってるんで。あのー、最初は何て言うかな、ネット特有のこう、ああいう絵文字とかですね。ああいうのに馴染めない人もいると思いますけども。あの、読んでいくうちに、ほんとに恋愛の行方に目が離せなくなるっていう感じで。ほんとにね、モテない独身男たちが、よってたかって一人の、そのモテない…男の子が、恋人が、らしきものができて、それを応援してくんですけども、すごくユーモラスな部分もあり、感動的な部分もあって。あの、ほんとにね、事実は小説より奇なりっていう感じで。

寺脇: あっ実際に。
松田: 実際の話、
寺脇: ネット上の…
松田: ネット上で、ええそうなんです。
寺脇: あー、そのまんま載せてるわけだ。
松田: そのまんまで、だから(笑)。
寺脇: なるほど。
松田: 初めはなんか変な本だなと思うんですけれども、次第にね、こう引き込まれて行く不思議な世界ですね。

音源
http://2ch-library.com/male/train/media/zip/brunch-041023.zip

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デイリースポーツ 2004年10月23日 「電車男」発売即バカ売れ

インターネットの掲示板「2ちゃんねる」から生まれたLOVEストーリーが本になった「電車男」(新潮社刊)が22日、発売され、いきなり大反響を呼んだ。アキバ(秋葉原)系のオタク青年が電車内で出会った女性と繰り広げる“純愛物語”で、発売前から異例の増刷が決定したほか、文中に登場する店に若い男性が殺到するなど、社会現象化している。

年齢22歳。彼女いない歴22年のアニメ好き男性(電車男)が、電車内で酔っ払いに絡まれた女性を救い、お礼をくれた女性をデートに誘いたい、と掲示板に助けを求めたのが物語のスタート。モテない男たちが集う掲示板ながら、仲間たちが書き込みで食事をする店、誘い方、ファッションなどを助言し、リアルタイムで物語が進む。

「電車男ガンバレ!」と叫びたくなる“名作”には、100万人がアクセスしたとされ、出版8社が書籍化を争奪するなど、反響の大きさはハンパではない。

新潮社によると初版2万部の予定が、ネットの予約が殺到したため3万部の増刷を決め、販売ランキングで2位に。この日も2万5000部の増刷が決定。さらに増刷が見込まれ、同社担当者は「問い合わせが殺到しています。発売前から予約がこれほど来るのは異例」と目を丸くする。

物語“ゆかりの地”にも反響が。エルメス(彼女のニックネーム)が英国御用達の紅茶、べノアティーで電車男をもてなすシーンが出ると、銀座松坂屋の「べノアティールーム」には、掲示板を見た青年が殺到。“愛が実る”と名付けられたメニューのスコーンセットが人気になり、売り上げは1・5倍を記録したという。

電車男の“本拠地”秋葉原駅近くの「書泉ブックタワー」にもこの日、若い男性が詰めかけ、本を手に取った。担当者は「普通の新刊より反響が大きい」とビックリ。ネットから生まれた“新文学”を基にした社会現象は広がるばかりだ。

http://www.daily.co.jp/society/2004/10/23/147698.shtml

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2004年10月22日

「電車男」 発売

電車男 中野 独人 (著)
電車男

中野独人 著
なかのひとり

出版社/著者からの内容紹介
電車内で絡む酔っ払い爺から女性を助けた、ひとりのアキバ系ヲタ青年。
彼女いない歴=年齢(22)の彼は、助けたお礼を送ってくれた彼女をデートに誘うべく、モテない独身男達が集うネットの掲示板に助けを求める。
「めし どこか たのむ」
「電車男」と呼ばれるようになった彼は、掲示板の住人たちの励ましや助言に後押しされて、ようやく彼女をデートに誘う。
悩み、戸惑う電車男のピュアな気持ちは、仲間達を熱い共感と興奮の渦に巻きこんでいく……。
「電車男」は果たして彼女に告白できるのか? 
ネット上で話題騒然、各紙誌絶賛。百万人を感動させた今世紀最強のラブストーリー、遂に刊行!!

新潮社

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2004年10月21日

週刊新潮 2004年10月28日号 話題沸騰!「電車男」って何?

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2004年10月20日

2ちゃんねるぷらす Vol.10 発売

2ちゃんねる+10
2ちゃんねるぷらす10

出版社からのコメント
Vol.10は「電車男発売記念」! 勿論それ以外のコンテンツも充実、発売後のアンケートでも顧客満足度がものすごく高い1冊です。お早めにお求め下さい!

次号からはA5判(教科書のサイズ)になります。書店でも置き場が変わることが予想されます。読み物重視・ログ沢山の紙面になりますが、「電車男副読本」などの企画もあり。

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2004年10月18日

産経新聞 2004年10月18日 2ちゃんねる発 純愛物語が本に

インターネットの世界で伝説化しているラブストーリーがある。その名は「電車男」。ネット掲示板「2ちゃんねる」から生まれ、多くの人々の書き込みによってはぐくまれた純愛は、広く感動と共感を呼んだ。22日に新潮社から出版(1365円)されることも決まり、さらにファンを増やしそうだ。

≪手取り足取り≫

のちに電車男と名乗るようになるのは、「彼女いない歴22年」の22歳“おたく”青年。3月に電車内で泥酔した老人にからまれている女性を助け、その体験を「2ちゃんねる」に書き込んだ。

数日後、助けた女性の1人からお礼の手紙と、有名ブランド「エルメス」のティーカップが届く。電車男がそのことを再び報告すると、掲示板の読み書きをしている「住人」たちは一気に盛り上がり、「電話しろ」の大合唱。何人かは電話でのせりふまで考えてアドバイスした。

緊張しつつ「エルメスちゃん」(助けた女性の愛称)に電話する電車男。ヤキモキしながら待つ住人たちに、今まさに電話中と思われる電車男から「めしどこか たのむ」との書き込みが。「キター!」と喜ぶ人もいれば、返事の仕方を教える人も。こうして彼は食事の約束を取り付ける。

電車男はその後もネットの住人の協力で服や店を選び、デートに臨む。住人は電車男に励ましと恋の指南を続け、2人の関係は発展し始める−。

掲示板への書き込みは増え続け、独立したサイトに。ネット上で現在進行形で進む物語は5月に終わるが、話題が話題を呼んで出版が決定した。映像化や舞台化のオファーも殺到している。

≪紅茶まで人気≫

電車男がエルメスちゃん宅でふるまわれる英国の高級紅茶、ベノアティーまで人気が高まり、東京・銀座松坂屋の「ベノアティールーム」には若い男性客が押し寄せるようになった。不思議に思った店員が聞くと、「ネットで…」と電車男の話をする。たちまち売り上げは1・5倍に跳ね上がった。

新潮社の担当編集者は「これは新しい文学。現実にあった話ですが、物語として面白く、多数の人が参加して生まれた。ネットになじみが薄い人にも読んでほしくて出版を決めた」と話す。筆者名は中野独人とした。

文芸評論家の榎本正樹さんは「誹謗(ひぼう)中傷の氾濫(はんらん)など否定的側面が強調されがちな2ちゃんねるだが、電車男は端末の向こうにいる不特定多数の善意を信じ、読む方も信頼で応えた。相互的な関係で物語が作られていく過程に驚いたが、電車男はマインドコントロールされたとも読める。話題が善意に向かうか悪意に転ぶかは紙一重ではないか」と話す。

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2004年10月12日

読売新聞 2004年10月12日 「2ちゃんねる」文学誕生

匿名オタク恋物語「電車男」22日刊行

インターネット上で自由に意見を書き込む掲示板「2ちゃんねる」から生まれた恋愛実話が話題を呼び、文芸出版の老舗・新潮社から今月22日、「電車男」の題で刊行されることになった。匿名の人々がウブなオタク青年をネットの会話で励まし恋愛成就に導く斬新な物語に対しては、「小説を超えた新しい恋愛文学」との評価も出ている。

「電車男」が生まれたのは、「もてない男たち」がネット上で雑談する「2ちゃんねる」内の「独身男性板」。今年3月、電車内で酔っ払いに絡まれた女性を助けた、電車男こと22歳のアニメ好き青年が、お礼を贈ってくれた彼女をデートに誘いたいと、掲示板の仲間たちに助けを求めたのが始まり。

電車男の純情さに打たれた仲間たちは、食事への誘い方やファッションまで細かにネット上で助言し、徐々に親密度を深めていく電車男のデートの報告に一喜一憂するさまが同時進行で展開する。2か月後に女性への告白が成功すると、祝福の文字絵を連発して盛り上がる。

同板の中に分散していた書き込みを有志が1つの物語に編集しネットに発表したところ、口コミで評判が広がり、関係者に出版社8社から書籍化依頼が殺到。「匿名の人たちの書き込みが青春と連帯の物語を作った新しい文学」(新潮社出版部)と、ネットと同じ横書きの出版が決まった。電車男も編集した有志も正体を明かさず、著者名は、ネットの中の独身者をもじり「中野独人」となる。

ミリオンセラーとなった「Deep Love」シリーズや「世界がもし100人の村だったら」など、携帯電話やインターネットのサイトから生まれる書籍は増えており、韓国映画「猟奇的な彼女」の原作小説も、パソコン通信の掲示板で話題となった恋愛実話。

「今世紀最高の感動的恋愛物語」と小説誌の書評などで絶賛している翻訳家、大森望さんは、「今の日本の小説やトレンディードラマでは成立しない恋愛のどきどき感が自然発生的に面白いドラマとなっている点がすばらしい」としている。

http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20041012ij21.htm

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