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2004年11月05日

産経新聞 2004年11月5日 「電車男」快走 ネットで誕生、出版10日で20万部

匿名で自由に書き込みできるインターネットの掲示板「2ちゃんねる」から生まれた「電車男」(新潮社)が、10月22日の出版からわずか10日余りで20万部を突破し、文芸書としては異例のヒット作となっている。3年前にネット上で話題となり出版された「世界がもし100人の村だったら」(マガジンハウス)はミリオンセラー。ネット発のヒット本は今後増えそうだ。

「電車男」は、「2ちゃんねる」中の独身男たちが集うスレッド(板)で今春展開された書き込みがもとになっている。著作者の「中野独人」は、ネットの中の独身者をもじった架空の人物。

物語は「彼女いない歴二十二年」の男性が、電車内で酔客に絡まれた女性を助けたことをきっかけに始まる。お礼のカップをもらった男性が「女の人に電話なんかかけられん」と書き込むと、「かけるなら今日中だ」「おまい(え)には2CHが付いている」とすかさず応援の書き込み。さらにデートの誘い方から、デート当日の服装など板の「住人」たちが励まし助言し、告白に至るまでの約2カ月間をともに一喜一憂していく。

新潮社の担当編集者の郡司裕子さんは「事実は小説よりも奇なりというが、これこそがネット上で電車男が話題になった理由ではないか。現実の世界に出しても多くの共感を得られると思った」と出版の動機を語る。

版を重ねて今月1日には20万5000部に達した。

一方、世界中をEメールで駆けめぐった文章から誕生した「世界がもし100人の村だったら」は、平成13年12月の出版から116万部。今でも売れ続けている。インターネットから生まれた文章がヒットする状況に、ネット社会に詳しい翻訳家で評論家の大森望さんは「誰が読んでも面白い物語や情報は、電子情報から書籍など別の媒体に姿を変えていくケースが増えるだろう」とみている。

2004年11月05日 08:31

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