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2004年11月08日

日経クリック 2004年12月号 2ちゃんねるでつかんだ恋!「電車男」の物語が本に

2ちゃんねる・独身男板。モテない男が集う板。そこの住人たちは、自嘲を込めて自らを 「毒男」 と呼ぶ。この物語は、毒男板で駆け巡った純愛ストーリーの軌跡である。

酔っ払いに対応した勇気
それが愛の絆を結んだ!

主人公の名は「電車男」。自ら 「アニオタ・ゲーオタの秋葉チャン」 と称する当時22歳の青年だ。そんな彼の恋愛は突然始まった―――。

今年の3月、電車男は秋葉原からの帰宅途中、電車内で女性にからんでいる男を制止する。これが、ちっちゃな絆を生んだ。数日後、女性から届いたエルメスのティーカップセットを前に、すぐお礼を言うべきかどうか……。悩む電車男は、自分の悩みをすべて毒男板に書き連ねた。

そんな電車男の告白を自分のことのように思い、盛り上がったのが毒男板の住人たち。彼女に電話するタイミングや話す内容について逐一アドバイスし、電車男を後押しし続けたのだ。モテない男たちと、モテない男から脱却しようとする電車男。そんな構図の中、電車男は毒男板から力をもらいつつデートを重ね、ついに 「年齢=彼女いない歴」 を脱した。

リアルタイムに展開する愛の軌跡を、毒男板と歩んだのはおよそ2ヵ月間。その間に費やしたスレッド数は 「38」。3万8000件の書き込みをもって終了する。電車男を外の世界へ送り出すことに力を注いだ住人。ある者は心から祝福し続け、ある者は幸せっぷりを見せつけられて嬉しくも悲しい気持ちになり、その終焉を見守った。

モテない独身男が2ちゃんねるから勇気をもらって恋を叶える―――ドラマチックな電車男の物語は有志の手でFLASHムービーとなり、まとめサイトが作られ、2ちゃんねるからブログ、ネット中へと反響を呼んでいった。そして10月、ついに純愛ストーリーとして新潮社から書籍化されるまでに至ったのだ。

書籍化に際して電車男は、本誌に次のようなメッセージを寄せてくれた。 「スレ住人のアドバイスなくしては恋愛の成就はありえなかったと思います。みんなの知識やアドバイスは自分の容姿を磨くと共に行動への自信に繋がったのが大きかった。それでも、告白の時は一連の出来事の中で一番緊張しました」 と。最近のデートは 「主に買い物でしょうか。それと相変わらず美味い店巡りです」。彼女に引かれたところは 「まぁ…全部でしょうか…( ´ー`)」。

自らの勇気で始まり、2ちゃんねるに助けられた恋は、今も初々しく続いている。

2004年11月08日 00:00

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