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2004年12月29日

All About 電車男にハマる独身男の純愛願望

http://allabout.co.jp/relationship/love/closeup/CU20041229A/

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2004年12月28日

ヤングチャンピオン 「電車男」 漫画化

ヤングチャンピオン 「電車男」

原作60万部突破!! 秋葉系リアル純愛物語!!
ついに漫画化、巻中カラーでキタ─( °∀ °)─!!

電車男
原作・中野独人 漫画・道家大輔

アニヲタ、ゲーヲタの秋葉系少年が、電車の中で酔っ払
いにカラまれた女性を助けちゃった。それをきっかけに
彼が彼女に恋をして…!? 2005年はコイツで決まりッ!!

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読売新聞 2004年12月28日 ネット生まれ物語「電車男」、4誌競作で漫画化

ネット上の掲示板「2ちゃんねる」生まれの恋愛物語「電車男」(新潮社刊)が、コミック誌4誌で相次ぎ漫画化されることになった。最近、ベストセラー書籍の漫画化が目立つが4誌競作は異例で、ネット上の匿名の恋愛談議が漫画原作となるのも新しい現象だ。

「電車男」は独身男性が集まる掲示板を舞台に、純情なオタク青年「電車男」の相談にネットの仲間たちが助言、意中の女性との恋愛成就に導いた2か月間のやり取りを「中野独人(ひとり)」の名前で書籍化した。

ネット発の自然発生的な恋愛ドラマとして話題を呼び、10月の発売から2か月で50万部に達し、各誌から漫画化依頼が相次いだ。

漫画版電車男を連載するのは、「ヤングチャンピオン誌」(秋田書店、今月28日発売号〜)、「月刊チャンピオンRED誌」(同、1月19日発売3月号〜)、「週刊ヤングサンデー誌」(小学館、1月6日発売号〜)の青年誌3誌で、少女漫画誌「デザート」(講談社)も来年春1回読み切りの掲載を予定している。

ヤングチャンピオン編集部は「匿名のネット掲示板から友情の物語が生まれたことが面白く、今を反映する漫画向きの題材」と狙いを説明。一方、人気恋愛漫画家、原秀則さんを起用するヤングサンデー編集部は、「初めての試みでネット上の匿名の人たちをどう表現するか試行錯誤。競作でも各漫画家の個性で、違った内容になる」と話す。

漫画化、映画化原作料など2次使用料については関係者の意向で、新潟県中越地震の義援金に寄付されるという。

コミック誌は2004年の発行部数が前年比4%減と低迷。その一方、芥川賞の「蛇にピアス」、携帯サイトの連載から生まれた「Deep Love」などベストセラー小説の漫画化が相次ぎ、「世界の中心で、愛をさけぶ」漫画版は原作の小説とともにミリオンセラーになっている。

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2004年12月25日

TBS 王様のブランチ 04/12/25

2004年 BOOK界 3大ニュース
1. ビックネームが次々と登場!
2. 純愛ブーム継続!
3. インターネット発のベストセラー

松田哲夫(筑摩書房): まぁあの、純愛ブームと言えば、「世界の中心で、愛をさけぶ」とか、それから、「いま、会いにゆきます」のように映画化作品でまた人気が一際盛り上がって、そこにまた韓流ブームが来てという事で。来年もまだ続きそうな感じですね。それからもう一つの純愛物語で言えば、「電車男」ですね。インターネット発の本としては、それまでヒットしないというジンクスがあったんですけど、初めて50万部超えるヒットになりまして。来年もこういうジャンルからまたヒットが出てくるんじゃないかなって思いますけどね。

音源
http://2ch-library.com/male/train/media/zip/brunch-041225.zip

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2004年12月22日

サンケイスポーツ 2004年12月22日 「電車男」50万部突破!二次的使用料は被災者に寄付

インターネット掲示板で話題を呼んだ純愛物語の単行本化「電車男」(新潮社刊)の発行部数が、50万部を突破したことが21日、わかった。発行元の新潮社は同書の二次的使用料について、新潟県中越地震の被災者に全額寄付することを明らかにした。

発行元の新潮社によると、10月25日に発売以来、現時点で計50万5000部(14刷)に。漫画化、映画化、テレビドラマ化などの申し込みが殺到しており、既に漫画誌3誌での連載が決定した。

被災者への寄付は、著者の中野独人氏ら関係者の意向。映画化などの際の原作料、漫画が単行本となった際の印税などが二次的使用料として義援金にあてられる。新潮社によると、寄付総額は1000万円を超える見込みという。

人気声優を起用した朗読劇化(サンケイスポーツ主催)も決定しており、来年3月12〜14日に東京・新宿シアターアプルで前編を、5月9日に東京国際フォーラムで後編を上演する。

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200412/gt2004122202.html

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2ちゃんねるぷらす Vol.11 発売

2ちゃんねる+11 電車男副読本
2ちゃんねるぷらす11

出版社/著者からの内容紹介
第一特集:「電車男」副読本
2ちゃんねる発文学として、純愛物語として支持される『電車男』の側面を
専門誌ならではの初の大特集。
○電車男関連取材・インタビュー
○まんがになっていた電車男の話(再録)
○電車男と類似の「感動話」ログ紹介
○電車男がなぜ著名人に「ウケ」たのか
○ひろゆきに聞く「電車男についてどうおもいます?」
○エルメスと電車男の裏ストーリーがある?
○電車男のストーリー中に登場したスポットガイド
○読者の感想文でつづる「電車男」
○より深く知りたい!重箱の隅をつつく「電車男研究」

第二特集:泣ける2ちゃんねる
弊社刊で売り切れ、話題となった『泣ける2ちゃんねる』にも感動のショートストーリーが満載です。最新ログよりインターネットにある愛情溢れるログを掲載。

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2004年12月21日

朝日新聞 2004年12月21日 「電車男」、地震被災者に寄付 2次使用料全額を

インターネット掲示板「2ちゃんねる」の書き込みを単行本化し、ベストセラーとなっている「電車男」の出版元の新潮社は21日、著者の中野独人氏ら関係者が漫画化などの2次使用料の全額を新潟県中越地震の被災者のために寄付することを明らかにした。単行本の収入は除く。すでに3誌で漫画化されることが決まっているほか、テレビ化や映画化も30件以上申し出があり、総額は1000万円を超えそうだという。

「電車男」は電車内で知り合ったおたくの青年と年上の女性との純愛物語で、50万5000部に達している。著者の「中野独人」はペンネームで、正体は明かしていない。

18:52 | コメント (0) | トラックバック (0)

毎日新聞 2004年12月21日 2ちゃんねる「電車男」から巨額の寄付

新潟中越地震:
2ちゃんねる「電車男」から巨額の寄付


新潮社は21日、インターネット掲示板「2ちゃんねる」から生まれた本『電車男』の著者、中野独人さんら関係者が、同社出版の単行本を除いたコミック、テレビ番組、映画での原作使用料を新潟県中越地震の被災者に全額寄付すると発表した。

同社宣伝部によると、きっかけは、中野さんら複数の「2ちゃんねらー」から「『電車男』で得た収益を社会に還元したい」との話が持ち上がったこと。コミックの原作料と単行本化時の印税、テレビや映画の原作料が義援金の対象となり、総額1000万円を超える見通し。現在、漫画雑誌3誌での掲載が決まっており、30件以上のテレビ、映画化の申し出も来ている。同社が窓口となり、一定の額になり次第、中野さんの名義で寄付される。

同社の単行本は発売約2カ月で50万部を突破している。

11:40 | コメント (0) | トラックバック (0)

サンケイスポーツ 2004年12月21日 キャラ違うのが面白み…朗読劇 「電車男」 主人公の役の朴

朗読劇「電車男」(サンケイスポーツ主催)で主人公の電車男役を務める女優で声優の朴ろ美=ぱく・ろみ=(32)が20日、東京・赤坂のスタジオで意気込みを語った。

原作はインターネット掲示板「2ちゃんねる」に掲載された“実話”を単行本化した「電車男」(中野独人著、新潮社)。彼女いない歴22年のアニメオタク青年こと電車男が、同掲示板上でデートの誘い方などを“2ちゃんねらー”たちに相談しながら初恋を成就させる純愛物語。

朴は「年や性別、性格は違いますが、初恋の記憶は同じ。私も恋に落ちて数カ月後に告白したことがあるから、共感できる。その頃の純粋な気持ちで演じたい」とはにかむ一方、「キャラが全然違うのが面白み」とやる気満々だった。

同劇は、前編を来年3月12日から14日に東京・新宿シアターアプルで、後編を5月9日に東京国際フォーラムで。朴は1月8日の文化放送「アニスパ!」(土曜後9・0)に生出演し、見どころを語る。また単行本化した「電車男」が、このほど50万部を突破。原作使用料を新潟中越地震被災者に寄付することが決まった。詳細はこちらへ。

ろは王へんに路

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200412/gt2004122112.html

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日刊スポーツ 2004年12月21日 小説「電車男」著者中野独人氏が義援金

新潮社は20日、インターネットの掲示板「2ちゃんねる」での書きこみがもとになった小説「電車男」の著者中野独人氏が、現在発売中の単行本以外の収入を全額、中越地震の被災者に寄付すると発表した。コミックの原作料やコミックが単行本になったときの印税、テレビ、映画の原作料などで総額1000万円以上が見込まれるという。

新潮社によると10月25日に発売された「電車男」は17日に50万部を突破。発売2カ月で32万部を記録したベストセラー「バカの壁」を上回る勢いという。すでにマンガ化は決定し、28日発売の「ヤングチャンピオン」(秋田書店)など3誌に登場。今週中にはテレビ化、映画化の話が決まる。著者の中野氏らは先月末から「電車男」で得た収益を社会に還元したいと希望していたという。

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ZAKZAK 2004年12月21日 「電車男」新潟中越地震の被災者に1000万寄付

インターネット掲示板「2ちゃんねる」から生まれたベストセラー「電車男」の著者、中野独人さんら関係者が、二次的な原作使用料を新潟中越地震の被災者に全額寄付すると出版元の新潮社が21日、発表した。

同社宣伝部によると、発売当初から同著を漫画化、映像化したいという問い合わせが殺到し、今月末を皮切りに漫画雑誌3誌で掲載される。30件以上も申し出があった映像化のプランも今週中に決定するという。

中野さんらは先月末、「電車男」の収益を社会に還元したいと思い立ち、同社出版の単行本を除いた二次的な原作使用料を義援金にあてることに決めた。総額で1000万円を超える見通し。

「電車男」は10月末に発売され、2カ月足らずで50万部を突破している。

http://www.zakzak.co.jp/gei/2004_12/g2004122109.html

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2004年12月18日

サイゾー 2005年1月号 「2ちゃん」発の純愛物語 『電車男』の真偽、印税の行方

サイゾー 2005年1月号

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2004年12月17日

絵文録ことのは 読者を突き放す書籍『電車男』には「編集」がない

読者を突き放す書籍『電車男』には「編集」がない――
「電車男」は読者参加型恋愛シミュレーションゲームのリプレイ
http://kotonoha.main.jp/2004/12/17trainboy.html

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スポーツ報知 2004年12月17日 「電車男」漫画になる

「2ちゃんねる」で火がついた「オタク」と「エルメス子」の純愛実話

日本最大のインターネット匿名掲示板「2ちゃんねる」から生まれ、ついに50万部を突破した奇跡の純愛物語「電車男」(新潮社)の漫画化が、17日までに決まった。一部では「実在しない人物」とのうわさも噴出するほど謎のベールに包まれていた電車男。その正体が、漫画によって初めて明かされる。本人と実際に会ったことがある書籍担当編集者の“証言”を交え、電車男の実像に迫った。

「ヤングチャンピオン」と「月間チャンピオンRED」

ベストセラー街道を“快速運転”で突っ走り、50万部を突破した「電車男」。「2ちゃんねる」上でも100万人を感動させた純愛物語の主人公の実像は、謎に満ちている。過熱するブームの一方で、「電車男は実在せず、特定の人間が書いた妄想の話」という説までささやかれたほどだ。

謎の電車男の正体は、漫画という形で初めて表現されることとなった。漫画版が連載されるのは、ともに秋田書店の漫画誌「ヤングチャンピオン」(漫画・道家大輔、第2、第4火曜発売)と「月刊チャンピオンRED」(漫画・渡辺航、毎月19日発売)。同じ出版社の漫画誌が、同じ原作で同時期に連載する出版界初の「デュアル連載」として、「ヤング―」が12月28日発売号、「―RED」は来年1月19日発売号からスタートする。

電車男の容姿については書籍版の中にいくつかのヒントがある。「身長172センチ、体重68キロ、服装は秋葉系(オタクの若者風)、眼鏡着用」「ELTのギタリストに似ている」…。漫画のキャラクターは、両誌の漫画家がこれらの情報から異なる解釈で想像したもの。それだけに「作品的には自由度が高く、それを逆手にとって作品を作る面白さがある」と「―RED」の担当編集者・武川新吾さんは言う。

果たして漫画版のキャラクターは、電車男本人と似ているのか。書籍版の仕掛け人で、出版に当たり本人と実際に会った新潮社文芸第二編集部の郡司裕子さんに、イラストを“鑑定”してもらった。

「私が会った(変身後の)電車君は、眼鏡をコンタクトにして、髪の毛も短く立てて先をねじったような今風の髪形で、服装もTシャツにジーンズ姿でした」。イラストは“変身前”(秋葉系)のもので、似ているかどうかは「何とも言えませんね」。

郡司さんから見た電車男は「口下手だけど礼儀正しい。良い意味で新入社員のような感じ。普段はポツポツしゃべるが、アニメの話題になると急に冗舌になる」ような人物だという。

ちなみに、電車男とヒロイン「エルメス子」の交際は「今でも順調に続いているようです」とのことだ。

◆「電車男」
典型的な秋葉系オタク青年の主人公が、電車の中で酔っ払いに絡まれた女性たちを助けたことから、物語は始まる。女性からお礼の品(エルメスのティーカップ)を送られた「彼女いない歴=年齢22歳、童貞」の電車男はどうすべきか分からず、「2ちゃんねる」の独身男が集うスレッド(板)に助言を求めた。すかさずスレッドの住民「2ちゃんねらー」が立ち上がった。「おまい(え)には2chが付いている」。デートの誘い方、髪形、服装、食事の場所、告白の言葉まで事細かにアドバイスを送り続け、「電車男」の“戦果”報告に一喜一憂する。そして約2か月。「電車男」と女性「エルメス子」に訪れた奇跡の結末とは…。

http://www.yomiuri.co.jp/hochi/news/dec/o20041217_10.htm

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2004年12月15日

ベストセラー本ゲーム化会議 第七回 『電車男』をゲーム化する

どんな本でもゲーム化してみせる「ベストセラー本ゲーム化会議」(BGK)参上! 今回のターゲットはは、今年最大の話題作となった『電車男』。3人ともリアルタイムで参加できなかったことを悔しがる悔しがる! そして「もうすでにすごく面白いRPGだよ! どうゲーム化するんだよー」と逆ギレ気味。BGK結成最大の危機を、果たして乗り越えられるのか?

http://media.excite.co.jp/book/game/007/

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読売新聞夕刊 2004年12月15日 大きいネットの宣伝力

本よみうり堂 トレンド館

大きいネットの宣伝力
新潮社出版部 郡司裕子さん

ネットの掲示板 「2ちゃんねる」 から生まれた恋愛実話 『電車男』 が発売からニか月足らずで五十万部近くに迫りました。出足の速さは、発売前から多くのブログ (サイト上の個人日記) で話題となり、オンライン書店に予約が殺到したように、ネット上での宣伝力が大きかった。

もちろん、電車男の恋愛を応援する掲示板への多くの人の書き込みが、期せずして友情と初恋の物語になった不思議な面白さがベストセラーの一番の理由でしょう。その一方、デートの身だしなみなどの恋愛指南書としても読める。日常生活から発想した 『キッパリ!』 と同じで、自分の経験と重ねられる身近さもいいのでは。 (談)

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2004年12月14日

FLASH 2004年12月28日号 電車男を現実社会に引き入れた美人編集者

FLASH 2004年12月28日号

「2ちゃんねる」 から生まれたベストセラー、その中身は意外なほど共感できるし、温かい。その世界と世間との懸け橋を作った女性が、スバリ当たったその仕掛けについて語る。

賛否両論入り乱れる“電車男”の正体とは?

発売からわずか2カ月で46万5千部を突破。大ベストセラーにして、賛否両論渦巻く “問題作” だ。そもそもこの本には特定の著者がいない。いちおう、「中野独人」という著者名が表示されているが、本の最後にはこんな断わり書きがある。

『*中野独人とは、「インターネットの掲示板に集う独身の人たち」 という意味の架空の名前です。』

要するにネットの巨大掲示板 「2ちゃんねる」 内の書き込みを本にしたのが 『電車男』 の正体であり、つまり不特定多数の総体が 「著者」 なのだ。

このサイトを見て 「これは面白い。この話を2ちゃんねるの住人たちだけに独占させておくのはもったいない」 と書籍化を目論んだ編集者がいた。この本の仕掛人、新潮社出版部文芸第二編集部の郡司裕子さんである。

「仕掛人だなんていわれるとすごく恥ずかしいんですが(笑)。だいたいネットでこの話を見つけてきたのはうちの編集長ですし、本来黒子に徹するべき編集者がこんなふうに写真入りで雑誌に登場すること自体、あまりいいことではないと思うんですよ。でも、売るためなら仕方ないかなって(笑)」

特定の著者がいないため著者を出してのパブリシティは当然できない。サイン会もできない。著者インタビューもできない。なのに売れている。その理由は何か?

「狙って作ったベストセラーでは全然ないんです。口コミで広まっていき、いつの間にやらヒットしていたという感じですね。ただ内容的には自信があったので、ある程度は売れるんじゃないかっていう予感はありました。私、けっこうそういう点では傲慢なところがありまして、『私が面白いと思ったんだからきっと売れるはずだ』 と(笑)。でもまさかこんなに売れるとは…せいぜい2万〜3万部が現実的なラインで、間違って5万部も売れたらそれこそ盆踊りして喜ぶだろうなって思っていたんですが(笑)」

自分が面白いと思ったのだから売れるはず――最近は出版界においてもマーケティング的発想が主流となってきているが、郡司さんという人は、自分の勘や感性を重視する “古い” タイプの編集者らしい。だからこそ、まったく新しいタイプの書籍を生み出すことができたのだろう。

掲示板の書き込みをそのまま書籍化する。これだけ聞くと 「誰でもできるじゃん」 とか 「パクリかよ」 「ずいぶんお手軽だな」 などと思う人もいるかもしれない。しかし、それは違う。特定の著者がいないだけに出版の許可、著作権、印税の問題等、数々の難問が立ち塞がった。

「最終的に2ちゃんねる主宰者ひろゆきさん、掲示板の書き込みをわかりやすく整理した “まとめサイト” の代表者の方、主人公である電車男さんの了解を得て出版に至りました。その他不特定多数の方々に対しては、“ご協力ありがとうございます” という形ですね。印税ですか? しかるべき方々にしかるべき配分でお支払することになってますよ。新潮社丸もうけ? だったら嬉しいんですけど(笑)」

出版化交渉の過程で相談した3者から出された希望は 「本にするなら2ちゃんと同じ体裁で」 というもの。これはつまり、独自の “2ちゃん用語” やアスキーアートと呼ばれる文字や記号で構成された絵、あるいは半角文字などをそのまま再現してほしいという要望である。

「これらがいちばん大変でした。半角文字などは印刷の世界では本来存在しないものということになっているらしいんですよ。恥ずかしい話ですが、私、そういうことに関してまったく無知だったものですから、逆に怖いもの知らずでやってしまえたという部分はありますね。おかげで印刷所の人にはずいぶん、面倒をおかけしてしまいました」

ところで、『電車男』 インチキ説というものがある。2ちゃんの住人たちの単なるネタ(2ちゃん用語で「作り話」の意)ではないかというもの。

「ごく少数の人間による妄想だろうという話ですよね。それに対する反論になるかどうかはわかりませんが、私は実際に主人公である電車男さんにお会いして、お話しもしているんです。一見、こざっぱりとした新入社員風の若者なんですが、『ケロロ軍曹』 の話を熱く語りだしたときはやっぱりオタクなんだなあと感じ入りました(笑)。じつは私もかつて引きこもり気味だった時期がありまして、電車男さんや、掲示板に書き込みをする人たちの気持ちってなんとなくわかるんですよね。そんな私の勘からいえば、『電車男』 の話は間違いなく事実だと思いますよ(笑)」

主人公の電車男が実在の人物だとしても、彼がネット上で語った恋愛ストーリーが事実であると証明することにはならない。電車男さんの妄想の可能性だってある。しかし、そうした虚実ない交ぜの世界こそがネット世界における「実体」なのだ。

『電車男』 の真偽を現実世界の視点から詮索した時点で 「負け」 であり、それこそ郡司さんの思う壺なのかもしれない。

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2004年12月10日

本の雑誌 2005年1月号 面白いが納得のいかん3冊!!大槻ケンヂ

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SANSPO.COM 2004年12月10日 朗読劇 『電車男』 開催

★1周年を祝おうじゃないか 
インターネットの掲示板「2ちゃんねる」から生まれ、現代版純愛物語として45万部を超える大ヒット作となった『電車男』(中野独人著、新潮社刊)を原作に、朗読劇を開催。前後編2回に分けて上演します。アニメや洋画吹替えで活躍し、人気と実力のあるトップ声優たちが出演します。

【出演】
スレ住人役
堀内賢雄
主な出演作品:『エイリアス』ヴォーン他

エルメス
井上喜久子
『ああっ女神さまっ』ベルダンディー他

電車男
朴ろ美
〔ろは王へんに路〕
アニメ『鋼の錬金術師』E・エルリック他

スレ住人役
横山智佐
『サクラ大戦』さくら他

スレ住人役
高橋広樹
『テニスの王子様』菊丸他

【会場/日時】
【1】前編(Mission.1〜3)
東京新宿・シアターアプル=平成17年3月12日(土)午後5時半開演
▽13日(日)午後1時開演/5時半開演
▽14日(月)午後7時開演

【2】後編(Mission.4〜6)
東京丸の内・東京国際フォーラム・ホールC=5月9日(月)午後7時開演

【チケット】
平成17年1月15日(土)発売。前後編とも各4900円(全席指定)。
お求めは
チケットぴあ TEL 0570−02−9999、0570−02−9966(Pコード:358−760)
ローソンチケット TEL 0570−00−0403、0570−06−3003(Lコード:35236)
CNプレイガイド TEL 03−5802−9999
イープラス eee.eplus.co.jp
   
※文化放送(AM1134kHz)ラジオ番組「A&G超ラジオSHOW〜アニスパ!〜」
  新春1月8日(土)21時〜放送枠で、朴●美さんがゲストとして生出演決定。
  番組内でチケット先行発売を受付します。(※●は王へんに路)

【問い合せ/予約】
キョードー東京 TEL 03−3498−9999 http://www.kyodotokyo.com

【演出】
藤村 秋

【音楽】
押谷沙樹

【主催】
サンケイスポーツ、ニッポン放送、文化放送、新潮社

【協力】
2ちゃんねる

【原作】
『電車男』(中野独人著・新潮社刊)

【制作協力】
ビッグショット キョードー東京

http://www.sanspo.com/info/041210train_man.html

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サンケイスポーツ 2004年12月10日 ネット掲載の“実話”が朗読劇に…純愛物語「電車男」

インターネット掲示板「2ちゃんねる」に掲載された“実話”で、50万部に迫る一大ブームを起こした純愛物語「電車男」(中野独人著・新潮社刊)=写真=が朗読劇になる。前後編に分けて、前編が来年3月12日から3日間、東京・新宿シアターアプルで、後編は5月9日に東京国際フォーラムで上演される。

朗読劇『電車男』−1周年を祝おうじゃないか 詳細へ

「電車男」とは、彼女いない歴22年の自称“アニヲタ”(アニメオタク)青年が、「2ちゃんねる」のスレッド(板)で書き込み者の応援を得ながら片思いの恋を成就させる物語。デートの誘い方や告白の仕方まで、“2ちゃんねらー”たちが「おまいには2chが付いている」とバックアップ。恋が実った5月9日にスレッドは終わる。

それをそのまま書籍にし、「ネットという最先端が舞台だが、いつの時代も普遍的な純愛物語が共感を与えた」(新潮社)と爆発的なヒットとなった。朗読劇では、電車男役に人気声優、朴●美(パク・ロミ)、告白される女性役にはスレにも名前が登場する声優の井上喜久子が演じる。アニヲタ役という新境地に臨む朴は「過激な挑戦です!!」と大張り切りだ。

上演日もスレが始まった日と終わった日というこだわりぶりで、アニヲタ、2ちゃんねらー、さらには純愛に涙した読者たちが集いそうだ。

※●は王へんに路

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200412/gt2004121005.html

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2004年12月09日

INTERNET Watch 2004年12月9日 「Web of the Year 2004」の授賞式、ひろゆき氏ら著名人が集まる

ソフトバンクパブリッシングは8日、同社が発行する月刊誌「Yahoo! Internet Guide」で実施した「Web of the Year 2004」各賞の受賞式を開催した。司会は昨年に引き続きフジテレビの笠井信輔アナウンサー。ひろゆき氏らインターネット業界の著名人が集結した。

話題賞を獲得した「電車男」の著者の代理で登壇した西村博之氏は、「2ちゃんねる」でもコミュニティ部門賞を獲得。昨年に引き続きサンダル姿で登場して、会場の注目を集めた。また、プロ野球新規参入で話題を集めた楽天、ライブドアもそれぞれ部門賞で躍進。ショッピング・オークション部門で2位に入った「楽天市場」を担当する小磯敦氏は「プロ野球新規参入で話題になったが、社長(三木谷浩史代表取締役社長)からは『粛々と業務を遂行するように』と指示されていた。2位にランクインしたのは出店者やユーザーのおかげ」とコメントした。「livedoor Blog」で新人賞3位に、「livedoor」でポータル賞3位に入賞を果たしたライブドアは、「野球の効果は少なからずあった。来年も“新規参入”にチャレンジしたい」(ライブドアの伊地知晋一メディア事業部長)とコメントした。

選考に携わったネットレイティングスの萩原雅之代表取締役社長兼最高執行責任者は「話題賞」について、「2ちゃんねるのやりとりから生まれた『電車男』は若い男性から支持を得た。Yahoo! JAPAN内に特設サイトを設けた『セカチュー』は若い女性、有料ブロードバンドコンテンツを勢いづけた『冬ソナ』は中高年の女性からそれぞれ熱烈な支持を得ている」と各コンテンツの特性と支持層に関連性があると分析。また、新人賞については「4位以下にブログサービスの『ココログ』やソーシャルネットワーキングの『mixi』などが続いており、ユーザーがコミュニティを求めている世相を反映しているのではないか」と総括した。

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/12/09/5721.html

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excite Books 「そうだったのか!『電車男』」

巨大掲示板のまとめサイトをそのまま再現した『電車男』はもう50万部目前! 担当編集者を直撃! さまざまな噂と憶測が飛び交う電車男の真相に迫る。

いまやうら若き乙女も読んでいるという『電車男』ですが、ネットでも書籍でも未読の方のために、野暮を承知であらすじと書籍化の背景をかいつまんで書いておきます。

舞台は某巨大インターネット掲示板。その中に独身男性が集う「毒男板」というものがあります。この「毒男板」に、一人のオタク(22歳)が、電車内で暴れる酔っ払いから女性を救出したことを報告しました。その後、救った女性からお礼の品が届くところから物語は急展開。「電車男」と呼ばれるようになった彼の恋が走り出します。恋愛経験に乏しい彼は、お礼の電話からデートのお誘いまで、掲示板の住人たちに助けを求め、住人たちも熱すぎるエールと助言を彼に送ります。この奇跡のような掲示板は、その後、まとめサイトとして再編集され、爆発的なアクセスを記録しました。

新潮社から発刊された『電車男』はそのまとめサイトをほぼ再現したもので、ネット同様の大ヒットとなりましたが、同時に、著作権の問題、電車男の実在の真偽などでも大いに話題を呼んでおります。

さまざまな憶測や噂がネット空間を飛び交うなか、真相究明と大ヒットにあやかりたい気持ちから、担当編集者の郡司裕子さんに話を聞いてまいりました。

Topics
『電車男』書籍化への経緯
電車男は実在するのか?
「17日」の後日談をめぐって
付録 2ちゃんねるな本棚

http://media.excite.co.jp/book/news/topics/110/

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FujiSankei Business i. 2004年12月9日 今年のベストサイト 「電車男」が話題賞

ソフトバンクの関連会社で出版事業を手がけるソフトバンク パブリッシング(東京都港区)は8日、今年の「Webオブ・ザ・イヤー」を発表した。一般の人からの投票により選出したもので、15に分類したカテゴリーのうち「話題賞」のトップには小説にもなった「電車男」が選ばれた。

この賞は同社が発行する月刊インターネット情報誌「Yahoo!Internet Guide(ヤフー・インターネット・ガイド)」の編集部が選出したノミネートサイトの中から、部門ごとに「今年のベストサイト」だと思うものを選んで投票してもらう仕組みだ。

今回は、14万6355票が集まり、全15の賞について表のような結果になった。

同誌編集部の伴雅子編集長は「昨年までは、TV番組のサイトなど認知度の高いものが人気だったが、今年はサイト自体の面白さを、評価するような傾向がみられた」と話している。

http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/art-20041208214936-NDKIQXRFNS.nwc

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2004年12月08日

SAPIO 2004年12月22日号 小谷野敦(『もてない男』著者)と読む『電車男』

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2004年12月06日

テレビ朝日 ワイドスクランブル 夕刊キャッチUP 04/12/06

話題の「電車男」とは?

佐々木正洋: (日刊ゲンダイの記事を紹介しながら)(エルメスのティーカップを贈られて、女性が好意を持っていると)電車男は思わなかったらしいんですね。で、この男性はというと、そのエルメスさんと呼んでる女性をデートに誘いたいんです。しかし、これまで一度も女性と付き合った事がない。そこでモテない男たちが集まるインターネットの掲示板で、アドバイスを求めていく。そして二人は付き合うようになっていく、という過程が描かれているという本でありますけどもねー。

で、気になる電車男のこの実像はというとですね、えー、記述されている断片を繋ぎ合わせますと、こんな感じになるという事で、こちら絵が出てますけどもね。身長がおよそ172センチ、体重68キロの中肉中背。オタクそのものだったんですが、今は髪を短く切っておりまして、コンタクトにして服装もオシャレになっている、ということなんですね。で、JR京浜東北線沿線に住んでいる勤め人だというところまでわかってるという事なんです。

一方のその女性の方、エルメスさんでありますが、電車男より少し年上で薄い茶髪であるという事で、服装は派手過ぎず地味過ぎず、体型は細身であるというところまでわかっているという事が出ておりますが、電車男に数回会ったという担当編集者の証言ではですね、えー、中肉中背のごく普通の男の子でありまして、礼儀正しくシャイで口数も少ないですが、アニメとか自分の関心のある話題になると饒舌になる。そこにオタクっぽさを感じました、という事も出てますが、これなかにしさん、この「電車男」という本は文学とは呼べますか?

なかにし礼: いや〜あのですねぇ、もう20年近く前になりますけどね、筒井康隆さんが新聞紙上で読者参加型の小説をもうやってるんですよ。その頃はね、インターネットがまだこんなに普及してなくてね、あの〜まぁこれほどの話題にはならなかったんですけれど、しかし筒井さんってやっぱり凄いなと思うんですよね。やっぱりこの読者参加型のね、こういう作品っていうのはこれからどんどん増えていくと思うんですよ。だから文学の行く末はね、非常になんか複雑怪奇で寂しいですね。

http://2ch-library.com/male/train/media/zip/scramble-041206.zip

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日刊ゲンダイ 2004年12月6日 これが話題の「電車男」だ!

2カ月足らずで50万部のベストセラー
知らないと恥をかく
これが話題の「電車男」だ!

「あれって実話?」「実際にはどんな人なの?」と、カンカンガクガクの議論を巻き起こしているベストセラー小説の「電車男」(新潮社)。名前ぐらいは知らないと恥ずかしい。2カ月足らずで50万部目前、売れに売れているからだ。

22歳のオタク青年が、たまたま電車内で酔っぱらいに絡まれていた若い女性を助ける。後日、彼女からお礼の品としてエルメスのティーカップが届く。

男はその「エルメス」さんをデートに誘いたい。しかし、これまで一度も女性と付き合ったことがない。そこで、モテない男たちが集まるインターネットの掲示板でアドバイスを求める。「お前は男として試されてる」「速攻で電話だああああ」……。

見ず知らずの仲間たちの叱咤激励を受け、いつしか「電車男」と呼ばれるようになった彼は震える手で電話するが……。電車男と仲間たち、さえない男同士のネットを通じたウブで切実なやり取りに、思わず胸が熱くなること請け合い。まさしく“純愛物語”だ。

で気になる電車男の実像はというと、記述の断片をつなぎ合わせるとこんな感じになる。身長172センチ、体重68キロの中肉中背。オタクそのものだったが、今は髪を短く切り、コンタクトにして服装もオシャレに。Every Little Thingのギタリストに似ているらしい。JR京浜東北線沿線に住んでいる勤め人。

一方のエルメスさんは電車男より少し年上で薄い茶髪。服装は派手すぎず地味すぎず、体形は細身で、本人いわくバストはCカップ。見た目は、YOUと国仲涼子を足して2で割った感じ。友人はムーミンに似ているとも。そこそこいい企業に勤めているらしい……といったところだ。

実際はどうなのか?電車男に数回会ったという担当編集者の証言。
「中肉中背のごく普通の男のコ。芸能人にも例えようがありません。街ですれ違っても印象に残らないタイプ。礼儀正しくシャイで口数も少ないですが、アニメとか自分の関心のある話題になると冗舌に。そこにオタクっぽさを感じました」

エルメスさんは「会ったことがないので分かりません。あれこれ想像して楽しんだほうがいいんじゃないですか」。
そんな殺生な……。

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2004年12月04日

日経エンタテインメント 2005年1月号 次は映画化!? どこまで広がる2ちゃんねる発「電車男」現象

『電車男』の快進撃が続いている。10月に刊行され発売1カ月で45万部を突破 (11月25日時点)、今も毎週のように増刷を重ねている。

『電車男』はインターネットの掲示板 「2ちゃんねる」 の書き込みをまとめた単行本だ。年齢と彼女いない歴が同じという22歳のオタク青年(電車男)が、ある日電車の中で酔客にからまれている女性を助け、その女性からお礼にエルメスのティーカップを贈られる。電車男はそのいきさつを掲示板に書き込んだ。エルメス嬢にお礼の電話をしようか、デートに誘おうかと、もんもんと悩む電車男。

そんな彼に、デートの店選びから服装や髪型にいたるまで様々なアドバイスの書き込みが寄せられる。そしてそれを謙虚に受け止め、掲示板上で律儀に結果報告をする。彼の恋の行方を見守る掲示板の面々。その指導や励ましが功を奏し、電車男は見事エルメス嬢を射止め、ハッピーエンドを迎える。

3月から5月まで2カ月間にわたって掲示板で盛りあがった、この電車男の話題に対して出版の申し出が8〜9社から寄せられ、新潮社からの出版が決まった。

オタク男の純粋さに感激

『電車男』のヒットの要因として、まず純愛ブームにのったことがあげられる。恋愛にオクテの青年が恋人をゲットするまでの純愛物語が、リアルタイムで進行する面白さは、創作である『世界の中心で、愛をさけぶ』や『冬のソナタ』を上回るものがある。

ネットの書き込みを同時進行で読む面白さを、本の形で再現できたことも大きい。パソコン上で描かれたアスキーアートといわれる絵や絵文字をそのままの形で編集したことが効果を発揮した。

さらに読者層がネットユーザー以外に広がりをみせたこともヒットの要因だ。ネット上での前評判から、出版前に書店からの注文が殺到し、ネット書店の予約ランキングでも上位に入る。初版部数は1万2000部ながら発売日には5万部までの増刷が確定した。

発売時の読者は20代の男性がメインで男女比は約7対3であったが、11月を過ぎると女性の比率は45%にまで増えた。週刊誌『アエラ』の特集で「オタク男の純粋さに感激」と紹介された20代30代の女性、さらに40代男性へと読者層は広がりをみせていく。

この読者の広がりは、新潮社サイドの狙い通りだった。担当編集者の郡司裕子氏はこう話す。

「『電車男』は実在する男性の恋愛の話ですが、ノンフィクションではなく“新しい文学”として売り出しました。本の表紙に2ちゃんねるという文字は出さず、書籍コードも日本文学の分類です。だから書店でもパソコン関連本やノンフィクションではなく文芸書のコーナーに置いてもらえました」

『電車男』というタイトルも効いた。部数決定の会議で郡司氏は「〜男という小説はみんな売れています」と主張したという。安部公房の『箱男』、ミステリーの『脳男』『ハサミ男』など、確かに「〜男」というタイトルの小説にはヒット作が多い。文芸書のコーナーに『電車男』のタイトル。しかも版元は文芸出版の老舗・新潮社となれば、ネットへの関心が薄い本好きの人にも興味をもって手にとってもらえるというわけだ。

新潮社には映画化、ドラマ化をはじめ舞台、マンガ化などの申し込みが30件以上寄せられているという。『世界の中心で、愛をさけぶ』や『いま、会いにゆきます』と同じように、『電車男』も映画化やドラマ化されれば話題がさらに盛り上がることは間違いない。このブームは05年へとまだまだ続いていきそうだ。

「電車男」早わかり5つのポイント
1 ネット掲示板「2ちゃんねる」の書き込みをまとめた本。
2 22歳のオタク青年「電車男」が、電車のなかで酔客にからまれていた年上の女性「エルメス」を助けたことから始まる実録ラブストーリー。
3 恋愛経験のない「電車男」の助けを求める書き込みに対して、多くのアドバイス、はげましが寄せられて盛り上がる。
4 10月20日に新潮社から出版、45万部のベストセラーとなる。
5 映画化、ドラマ化など30件以上の問い合わせが殺到する。

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2004年12月01日

編集会議 2005年1月号 「ベストセラーの作り方」

メディアミックスから考える
「ベストセラーの作り方」

<ご出席者>
エキサイト メディア事業部 シニアプロデューサー
野口美樹氏
角川映画 企画製作グループ チーフプロデューサー
有重陽一氏
新潮社 出版部
郡司裕子氏
(50音順)

ベストセラーの生まれ方に変化が起きている。映画化されることで、通常の読者層とは異なる層にも支持を受け、大ヒット、あるいはネットの口コミ効果で、ベストセラーが生み出されるなど、他のメディアとの関係がより強くなっている。今回はベストセラーの作り方をテーマに、出版界、映画界、ネットの世界から3名の方にお集まり頂き、ベストセラーの作り方をテーマに座談会を行なった。

友情・初恋・成長…。
『電車男』 には永遠のテーマが詰まっている

司会 まず皆さんの現在のお仕事についてお話下さい。

有重 私は、以前書店に勤務していたこともあるのですが…、その後、映画業界に転職し、今はプロデューサーをしています。最近では12月25日より公開の 『蹴りたい背中』 で芥川賞を受賞した綿矢りささんの 『インストール』 の映画化を担当しました。

野口 私はポータルサイトである 『エキサイト』 で、本やニュース系のチャンネルを担当しています。本のチャンネルであるエキサイトブックスは、書評サイトとして読んで頂ける内容を目指していて、本好きの方々を中心にご利用頂いています。

郡司 私は新潮社で書籍編集を担当しています。最近では 『電車男』 の書籍化を担当しました。普段は渡辺淳一さんや、なかにし礼さん、吉田修一さんといった方たちを担当し、エンタテインメント系の書籍の編集をしています。

司会 いま大変な話題になっている、40万部を突破した 『電車男』 ですが、郡司さんがこのコンテンツに注目したきっかけは何だったのでしょう。

郡司 実は私、あまりパソコンに詳しくないんです。家にもパソコンがないくらいなので(笑)。 『電車男』 は、編集長に教えてもらいました。ある日、「これ、面白そうだよ」 とURLをおくってもらったんです。

実際に見てみたら、すごく面白くて、すぐに 「絶対に本にしたい!」 と思いました。ですから、『電車男』 は自分が積極的に動いて見つけてきたものでもないし、ベストセラーを生み出すための理論的な戦略や裏付けがあったわけでもないんです。私自身、ここまで売れるとは思ってなかったですから。

野口 でも 『電車男』 には2ちゃんねる特有の用語が出てきますよね。意味が分からないところはなかったんですか。

郡司 最初に説明が書いてありますし、「こういうもんなんだろうな」 と。それよりも、2ちゃんねるに全く興味のない私が読んでも面白いのだから、逆に書籍化したら、多くの人に楽しんでもらえる作品になるのではないかと考えたんです。

野口 『電車男』 を読んだ人たちは、スレッドの雰囲気を忠実に再現したことに驚いたみたいですね。すごく新鮮だったという声をよく聞きます。

有重 私は 『電車男』 は知り合いの演出家に薦められて、読みました。とにかく面白い。アスキーアートもとてもいいですね。

郡司 自分が画面上で読んだときに、アスキーアートがとてもいいなと思ったんです。ですから、この見た感じをそのまま紙の上に再現しようと考えました。印刷会社の方にも、すごく無理を言って…。私は 「見たままに」 と指示を入れただけで、実は何もしていないんです(笑)。

有重 読んでいて、絵に力があるなと感じました。このサイトに参加した人たちが電車男を応援している様子が、一目でパッとわかりますし、皆の気持ちも伝わってきますよね。これだけ、たくさんの人たちが応援していたのかと驚きました。読後感も爽やかで、とても優しい気持ちになれました。

郡司 『電車男』 の内容は、友情や成長、初恋といった、昔から文学のテーマとして描かれてきた要素がすごく多いんです。こうしたスピリッツは日本人が大好きなものだと思いますよ。新しいのは、不特定多数の人たちが書き込みをしている掲示板から作品が生まれたという点だけです。

野口 『電車男』 が話題になった時、「ネットで起きた奇跡」 と新聞などにも取り上げられていましたよね。ネットの中だけで盛り上がって消えていく話が多い中で、『電車男』 は、リアルの世界にまでそのブームが波及した。ネットを知らない人たちにも興味を持たれるような普遍性を持った物語だったのではないかと思いますね。

すでにオファー多数
『電車男』 は映画化できるか?

郡司 『電車男』 は今でもネットで無料で読むことができます。その作品をどうして書籍にしたのかといえば、私は絶対に本にしたほうが読みやすいと考えたからです。ただ、先ほどお話したように、コンテンツを紙の上に再現していく過程では、周りの方々にいろいろ苦労を掛けてしまいましたが。

野口 ネットの世界の人たちは、アスキーアートを紙にする苦労という点に結構反応していたみたいです。私の場合、『電車男』 がネットで話題になっていた時は、あらすじだけ見てみようとサラッと読んで。そのときの印象は、郡司さんがおっしゃるような純愛物語でした。でも、書籍になってじっくり読むと、外野のコメントがすごく面白くて、新たな魅力を発見したという感じでした。改めて紙の魅力も再確認することができましたね。

有重 ネット上でコンテンツを全部読んでいると時間がかかりますから、書籍の形にしてもらえると、一般の人にも分かりやすくなりますね。

野口 でも、おそらく一番楽しんだのは、実際にリアルタイムで電車男の恋を見守っていた人たちでしょうね。

有重 本を読めばあっという間の出来事ですが、リアルタイムで見守っていた人たちは、相当な時間を費やしているわけですよね。

郡司 ええ、約2カ月間の出来事です。ですから、最後にアスキーアートの花火が乱発されるのも分かる気がします。でも、この作品の映像化は難しそうですよね。

有重 そうですね。通常の小説よりも映像にしたときの振り幅が広いので、すごく苦労すると思います。

郡司 でも、すでに映画化の話はたくさん来ているんです。ただ頭の中にある映像のイメージは、おそらく皆さん、それぞれ違うんだろうな、とは思いますが。

有重 これだけすばらしい作品なのですから、映像化も新しい演出方法にチャレンジしないと、魅力が伝わりませんよね。

映像化は
作家にとっての大チャンス

司会 書籍は映画化されることで、これまでの読者層とは違った新しい層に支持を得て、ベストセラー化することもあると思います。逆にもともとベストセラーの書籍を映画化することで、大ヒット作品が生み出されることもある。それぞれのお立場から映画と書籍の関係をどのようにご覧になっていますか。

有重 映画業界の人間の立場から言えば、ベストセラー作品は宣伝しなくても、すでにみんな知っているわけですから、それだけヒットする可能性は高い。原作がベストセラーかどうかは映画化する上での重要な判断基準になると思います。ただ、その作品が映像化できるものなのか、またそれを観客が見たいと思っているのか、などを考えるとすべてのベストセラーが映画化できるわけではありません。

基本的に本と映画は違うものです。当然、できあがった映画のイメージが原作の本のイメージと異なる場合もあります。ですから書籍を映画化する際には、出版社の方々にも、その点を理解していただくようにしています。

郡司 今年の7月にフジテレビで 『東京湾景』 というドラマが放送されました。このドラマは私が編集を担当した吉田修一さんの同名小説が原作です。実際にドラマを見てみると、『東京湾景』 というタイトル以外、ほとんど原作の要素は残っていませんでした。ただ、確かにドラマの影響で本は売れましたね。映像化は作家さんにとって、とても大きなチャンスです。今回も、ドラマの原作になることで、吉田さんの名前がこれまでとは違う層に広がった。

しかし、おっしゃるように映像化された作品は原作とは全く別の創造物。その出来については、基本的に口を出すべきではないと考えています。作家さんにも 「映像化の契約をした時点から、この作品はご自身のものではない」 ということをよく理解していただかないと、トラブルのもとになると思います。ある程度、作家さんにも割り切って考えて頂く必要があるのではないでしょうか。

有重 そうですね。

郡司 『電車男』 に関して、映画化のお話をたくさん頂いていますが、なかなか手放しに喜ぶことができません。あのサイトに参加していた人たちが、作家ではないという苦悩があるからです。彼らにとって本は単なる副産物、売れなくてもかまわないんです。むしろ自分たちのイメージや価値観にこだわりがあると思うので、増刷すること自体、彼らにとっては負担かもしれない。「売れる」 ことが著者のメリットにならないというのは、編集者として難しいところです。

よく 「 『電車男』 ってどんな人?」 と取材を受けますが、私はメディアに出たくないという彼のことを守らなければならない。彼らがいわゆる 「普通の作家」 だったらどれだけ嬉しいだろうと思います(笑)。

連載終了前から問い合わせ
映画界が求める、有望な原作

有重 今回、角川映画で手掛けた 『インストール』 も、原作とは違う雰囲気になっていると思います。綿矢さんの作品は文体がおもしろい。そうした意味で言えば、文体は映像にしようがないんですよ。そこでアイデアを持っていた片岡Kさんに演出をお願いし、連続ドラマなどをメインに書いている大森美香さんに脚本をお願いしました。是非、皆さんに見て頂いて原作と映画を比べて、ご意見を頂きたいですね(笑)。

司会 ベストセラーの映画化には、何十万の愛読者を敵にまわすかもしれないというリスクもあると思いますが。

有重 そうなった作品もたくさんありますね。

郡司 でも、敵になるには、まず見ないと(笑)。

有重 そうだといいのですが(笑)。今は携帯メールも浸透していますから、口コミで映画の良し悪しや内容がパッと広がってしまう。昔は良い映画でも、口コミで広がる前に公開が終了してしまって、ヒットになり損ねることもありました。最近は恐ろしいほど、ビビッドに反応が返ってきます。ただ口コミで 「面白くない」 という評判が流れても、不思議なものでどこが面白くないのかを見に来るんです。一番怖いのは反応がないことですよ。

郡司 人って、たとえマイナスでも、あまりに過激な反応だと 「噂は本当なの?」 と検証したくなりますからね。

有重 相乗効果という意味では、良い映画になって本も売れれば一番うれしい。でも、批評、批判も含めていろいろと言われる映画の方が、広がりがありますね。

郡司 私もそう思います。万人が良いと思うものはありませんから。

有重 ベストセラー本と映画の関係としては、本が売れて前宣伝ができている状況を土台に映画を公開する。今度は逆に映画化による効果で、更なる書籍の販売を狙う。よく使うのは、映画化のタイミングで文庫を出す手法です。

しかし、以前手掛けた 『着信アリ』 のケースでは、秋元康さんが考えた企画が面白かったので、「映画にしましょう、一緒に脚本を作りましょう、原作も書きましょう」 と一気に話が進み、書籍の発売と映画の公開を同時に行ないました。このケースだと、宣伝を同時にできるというメリットがありました。映画と本を一緒に作ってしまうのも、面白いと思いますね。

郡司 最近は、本が出る前から、映画化に関する問い合わせが多く来るんです。以前、15回終了予定で 『小説新潮』 に載った小説を本にしようとした時、単行本にする前に、10回目ぐらいで映画化の問い合わせがありました。内容は 「連載はいつ終わりますか」 「原作権はどこが持っていますか」 といったものです。

有重 映画やテレビドラマになりそうな題材というのは、意外と少ない。ですから映画化しやすい作品は各社が狙って、競合になることが多いんです。 『インストール』 の場合も、何十件もオファーをしていましたから。

活用可能性に期待
ネットのパブリシティ効果

司会 次にネットと書籍の関係について、伺いたいと思います。ネットは口コミを誘発するメディアだと思います。そうした点でベストセラーが生まれる際に大きな影響力を持ち始めているのではないかと思いますが。

郡司 『電車男』 がヒットしたのは、インターネットの影響が大きかったと思います。『電車男』 の記事が 『yahoo!』 のトップニュースに載った翌日に、販売部数が一気に跳ね上がったんです。新聞で取り上げられた時もパブリシティ効果で、部数が出ましたが、その倍ぐらい売れたと思います。ネットの力には驚きました。

有重 『インストール』 も発想がインターネットに近いからか、版元の河出書房新社さんによると、普通の本と違ってネット上で売れる部数がとても多いそうです。

野口 マーケティングデータなどを見ますと、20代30代は新聞よりもネットとの接触時間が長いようですし、『電車男』 や 『インストール』 などの作品はターゲット的には確かにネット向きだと思います。

郡司 そうなんです。バーチャルな世界からリアルな売り上げに結びつくんです。

野口 ネットで話題になると、ダイレクトに出版社のサイトやオンライン書店などへのリンクが付くので、書籍の話題は特にリアルな売上げにつながりやすいですね。

司会 『電車男』 はネット以外のメディアでも多く取り上げられていると思いますが。

郡司 ええ。TBSの 『王様のブランチ』 で5分間の特集を組んで紹介して頂いたこともありました。そのときには営業部が調べたところでは、全国で3万部売れたらしいです。やはりテレビの力は大きいですね。でもテレビほどではないにしろ、ネットの影響力も非常に強まっています。出版市場は供給過多ですから、日々多くの本が店頭から姿を消していく。

でもメディアにパブリシティが出ることで、3日でも長く店頭に置いてもらえるかもしれない。映画化されたり、ネット上で話題になったり、常にメディアへ露出していれば、それだけ書店での本の寿命が長くなる可能性がありますよね。

野口 これからのベストセラーの誕生に、ネットは確実に役立つ手段だと思います。一部報道によると、今、ブログを書いている人は30万人とも50万人とも言われています。当社のブログサービスを見ていると利用者数は急激に伸びていて、実感としてはもっとずっと多い気がします。そして、ブログのテーマとして好まれるのがニュースや書評なんです。

ブログでは、リンク先があった方が話題にしやすいので、もっと本に関するサイトを作るとよいのではないでしょうか。それだけでベストセラーが作れるかどうかはわかりませんが、ブログに書評を書くような、決して少なくはない読書好きの人たちに注目されれば、一定の効果は期待できると思いますよ。

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