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2005年04月05日

ZAKZAK 2005年4月4日 純愛物語「電車男」実はシモネタ路線

「美談」実際は誹謗中傷だらけ

電車男は露出狂? ネット上の掲示板「2ちゃんねる」の書き込みから生まれた純愛物語「電車男」(新潮社)のカットされた部分に、エロ行為の報告や隠されたエピローグが存在することが発覚した。“封印”部分を解いた研究本も話題に。官能小説顔負けの“原作”「電車男」の恥ずかしい素顔とは?

「誹(ひ)謗(ぼう)中傷が当たり前の『2ちゃんねる』だが、単行本で見当たらないのは不自然と思った。計算すると単行本に収録された書き込みは全体のわずか6.4%。全部で約3万件という膨大な投稿をカットするのは当然だが、ここまで少ないのは意外だった」

こう話すのは、「封印された『電車男』」(太田出版、800円)を出版したフリーライターの安藤健二さん(28)。

単行本のできすぎた美談に疑問を持った安藤さんは、“原作”の投稿をひとつひとつチェック。「睡眠時間を削っても、すべて読むには3週間かかった。すると単行本では、いい話のみを意図的に取り出している」(安藤さん)ことに気づき、アナザーサイドストーリーを著書にまとめた。

単行本では主人公・電車男がカップル誕生までのハラハラドキドキ恋愛ドラマを展開する。だが「そもそも第1章で告白しても結果は同じだった。女性が電車男に好意があったのはミエミエ。本ではそれをうまく引き伸ばしている」(同)と端から“できレース”だったと指摘する。

また、童貞ゆえ恋愛に不器用な電車男が、掲示板に恋愛の指南を求め、不特定多数の投稿者たちが次々にアドバイスや応援メッセージを寄せるという“美談”に仕立てているが、実際には誹謗・中傷がてんこ盛りなのだ。

「都合の悪い部分はカットし、電車男もあえて批判を無視するなど、結構、計算ずく」(同)。時に「ウンコ教」と名乗る脱糞する女性像のいたずら書きが登場するなど、掲示板は荒れ放題となった時期もあったという。

単行本はカップルが成立し、ハッピーエンドで締めくくられたが、安藤さんは「まったく触れられていない“封印”エピローグがある。恋人ができて有頂天になった電車男はペッティングの描写を書き込み、周囲から『やめろ』と諭され、うざったがられていた」というのだ。

実際、問題の書き込みを見ると、「手のひらで服の上から胸にゆっくり触れる」「手をあばらの辺りに当てて少しずつ上にすべらせていく」「ブラの肩紐を両方下ろす。10日間の断食のあとの食事をするような勢いで貪った」と、官能小説顔負けの内容満載となっている。

ひととおりエロ描写を書いた電車男は彼女を名指しし、「こんなんでいいかな」とも発言。ネット上の露出プレーを楽しむ変態カップルぶりを見せつけていた。

あまりにも単行本と食い違う内容だが、安藤さんは「電車男が調子に乗ったところなんか、ある意味、人間っぽくて熱い。いい話なのに載ってないのは残念」と語る。ちなみに“原作”の締めくくりは、何者かが女性器の模式図を描いて終わり…というトホホなものだった。

http://www.zakzak.co.jp/top/2005_04/t2005040422.html

2005年04月05日 01:19

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