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2005年07月05日

MSN-Mainichi 05/07/05 電車男:マンガ・映画・テレビと多角展開 「祭り」状態に

インターネットの掲示板から生まれたオタク青年の恋の軌跡を追った本『電車男』(新潮社)が100万部を突破した。掲示板由来の本としては例のない売れ行きで、マンガ化5種類のほか映画化、テレビドラマ化が続々。マンガ単行本の中には70万部を超えたヒット作もあり、6月4日公開の映画も観客動員が100万人を超えた。各方面とも成績は好調だ。多角的なメディア展開は、まさに「電車男祭り(※祭り=ネット上であるテーマが盛り上がる騒ぎのこと)」。

●マンガ●

青年誌『ヤングチャンピオン』(秋田書店・道家大輔画)が昨年末、『週刊ヤングサンデー』(小学館・原秀則画)が年頭から連載開始。少年誌『チャンピオンRED』(秋田書店・渡辺航画)も同時期から。 『ヤングチャンピオン』は原作にない人形を小道具として出すなど、オタク世代に受け入れられやすい演出。『ヤングサンデー』は『部屋においでよ』など青春マンガの第一人者とされる原さんを起用、単行本2冊で70万部を超えた。『チャンピオンRED』はかわいい絵柄。「少年誌なので、実際より幼い感じにして電車男の恋愛のかわいらしさを出した」(編集部)

少女マンガでは『デザート』(講談社)が御茶まちこ画で6月号に一挙165ページ掲載、単行本全1巻も出た。他の作品では「電車さん」と呼ばれる電車男を「斎木郁海」と命名。編集部は「感情移入しやすくするためです」。

女性誌『Judy』(小学館)の橋本ライカ「電車男」は、原作を基に発展させた変わり種。「読者に近い女性が主人公だったらと考え、翻案しました」と奥村浩一編集長。

●映画●

電車男=山田孝之/エルメス=中谷美紀(原作では、エルメスは中谷美紀に似ている)

映画化決定から公開まで約半年という異例の短期スケジュール。旬の素材を生かしドラマと連動するため、テレビドラマを手掛けてきたプロデューサーや監督(村上正典)を起用。2人の接近の過程やデートの場面を強調し、原作では顔のないチャット仲間に、ひきこもり青年や倦怠(けんたい)期の夫婦、オタク3人組などの性格付けをして登場させた。

東宝映画調整部の川村元気・企画プロデューサーは「各種企画が集中展開する“お祭り”なので、一斉にやるのが大事。デジタルの中のアナログの感情に注目し、原作にない2人の恋愛をきちんと描き、友情や初恋という普遍的感情に焦点を当てたかった」。

●テレビ●

電車男=伊藤淳史/エルメス=伊東美咲

フジ系「電車男」は7日スタート(木曜午後10時〜)。スラリと長身の伊東に比べ、伊藤はひとまわり小柄。若松央樹プロデューサーは「この身長差も、住む世界が違う二人のギャップを強調する材料になるのではないか」。

「伊東美咲の初主演連続ドラマ」と銘打たれ、エルメス側の視点からも描くのがミソ。原作にないエルメスが兄のように慕う男性との三角関係やエルメスと電車男の家族や友人とのやりとりも取り入れ、ストーリーに厚みを加える。

放送は約3カ月と、2カ月間の出来事を追う原作に近い。同局広報部は「各駅停車のように進展する物語を舞台や映画とは違った形で、リアルに感じてもらえると思う」。

●舞台●

電車男=武田真治

8月5〜27日、東京・新宿のパークタワーホール。脚本・演出はテレビ、映画、舞台と幅広く活躍する堤幸彦。

電車男と無数の「名無しさん」の書き込みが生んだ原作の雰囲気を再現するため、舞台上では電車男の部屋が中央にしつらえられ、左右で「名無しさん」代表の6人の独身男がコンピューターを前に投稿を読む形で進行。舞台後方のスクリーンには、コンピューター画面上の絵文字や外の世界での出来事が写される。

エルメスは声だけの登場。制作のホリプロの内藤美奈子プロデューサーは「あえて外の世界の現実をスクリーンの映像に封じ込め、舞台上はネットでのコミュニケーションに参加した人のやりとりをより濃密に描きます。原作の雰囲気に一番近くなるはず」。

◇バーチャルな連帯=想像を刺激/「楽しもうよ」寛大な著作者

「電車男」の多角的展開について稲増龍夫・法政大教授(メディア文化論)は二つの側面に注目する。

まず各メディアの取り組みについて。「ラブストーリーとしてはありふれているが、顔の見えない人々の応援というネットの力がなければ電車男は一歩を踏み出せなかった。このバーチャル共同体の連帯をどう表現するか、各メディアのイマジネーションが刺激されたのでしょう」

もう一つは、著作者のオープンな姿勢だ。ある原作のマンガ化を許諾をする場合、1〜2種程度に抑えるのが普通だが、『電車男』では5種類。この点を「みんなで楽しもうよという掲示板文化のオープンネットワーク・マインドの影響」と指摘する。

稲増さんは「美しいバーチャル共同体を生み、素人の掲示板が突然ベストセラー化した」と、「『電車男』は『オタクの可能性』『ネットが新しい文化を創る』といわれるものの実現。ネット文化のポジティブさが出ました」と評価。タイミングや宣伝次第で次のヒットもあるとみる。

http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/manga/manganews/news/20050705org00m200029000c.html

2005年07月05日 19:43

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コメント

稲増か・・・・馬鹿のくせにエラそうなこといってんじゃねーよ。エロなことでもいってろや。

反駁汁!!!

投稿者 米減 : 2005年07月10日 02:24

月9で電車男がみんなに相談してる書き込みあるじゃないですか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。それってどうやったらなんて検索したら良いのでしょうかあ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。。

投稿者 電車女 : 2005年09月08日 19:37

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